シートポスト固着問題を解決後にフレームが緩くなってしまったとき使うパーツ「BSP-97」

緩くなったシートチューブ

自転車のクロモリフレームとアルミシートポストの組合せでよく起こる固着の症状ですが、マウンテンバイクから変身した私のなんちゃってロードもレストアする前にはフレームにシートポストがガッチリ張り付いていました。

フレームの素材はクロムモリブデンかどうかは分からない微妙なグレードであるのでそこはネットの情報と異なるところです。

固着から開放されたシートチューブは

レストア中のフレーム

例外なくネットの情報により無事破壊ができたシートポストですが、その後少々問題ができました。

固着したシートポストを剥がす際にフレームの内側は多少傷んでしまったことは想像できます。
さらに、そのシートチューブの錆を落とす為にヤスリを使ったことは自分では適正な判断だったとも考えていますが、健全なフレームの状態とは違うものになったのは間違いないようです。

レストア後に使用したシートポストはサイズが細いものでしたのでシートポストシム(29.2mmから27.2mmのサイズへ変換するもの)というものを使っています。

参照:自転車の組み立て:その2

このパーツのサイズ選定によっては緩みが回避できるのかもしれませんが、こういった素人が測定できないほどの微調整というのは上手くいかないのが常です。

シートに体重をかけると下がるシートポスト

予想通りではありますが、レストアが完成した後にシートポストがクランプで固定しきれず乗車中に徐々にすべり落ち、下がってしまう症状があります。

 

強めにクランプを締め込んでも効果は薄く、シートチューブの受けの部分を痛めるだけのような気もします。

緩くなったシートチューブへはこのパーツ【ポストフィクス】

BBBのポストフィクス

そんなとき、ネットで見かけたこのパーツですが当時は用途についての解説を見つけることができませんでしたが、シートポストのずり落ちに悩んでいた私にはこのパーツの使用目的がすぐわかりました。

現在販売サイトでは、ちゃんと「シートポストの滑り止め」と書いてあります。
ポストフィクスというパーツだそうです。メーカーはBBBで型番が「BSP-97」になっています。

このパーツを装着後にはシートポストが下がることもなく極めて安定しています。
クランプを無理に締める必要もなく悩みはスッキリ解決できました。

その後、サイクリング中に症状が再発することもなくシートの高さは適正に維持されいていて快適に過ごせています。

シートポストクランプ、ロードバイク用の 耐久性のあるカーボンファイバーシートポストクランプソリッド(27.2mm)
Heijom

ガチの自転車乗りにはメジャーなパーツかもしれませんが、こんな便利なものがあるとは知りませんでした。
これが無ければレストア後の自転車ライフは快適とは行かなかったことでしょう。