電動自転車といえば坂道をスイスイ上れる、体力に自信がない人でも快適に漕げて移動が楽になるといったイメージでしょうか。
実際の乗り心地とはどうなのか電動アシスト自転車を知人から借りて乗ってみました。
電動自転車「ヤマハPAS SION-U」
今回借りたのはYAMAHAの電動アシスト自転車PAS SION-U(パス シオン ユー)の24インチ。
メーカーサイトを見ると、初めての方や久しぶりの方におすすめの簡単操作モデルとのことです。
アシストのスイッチはハンドの左側にあります。電源ボタンを押して強弱の選択をするだけ。
乗り終わったら電源ボタンを押して(長押ししてからはなす)スイッチをOFFにします。
ペダルを踏み込んでみた感想
まず乗る前の勝手な想像ですが、ペダルを踏んだらヌルッと回転して自転車が前に進みバランスが取りづらいことは心得ておいた方が良さそうです。
自転車の特徴として、前後のブレーキがよく効くことが確認できれば周りの安全確認が済んだら、あとは足をペダルに載せて踏み込むだけ。
これは普通の自転車でも電動でも変わりありません。
てなわけで最初のひと踏みをしてみますと・・。
初めて電動自転車のペダルを踏み込んでみた感想は、ペダルが軽いものだと意識して注意していれば、それほどバランスは崩しにくくスムーズに走り出せます。
ただし、この踏み加減を甘く見ると転倒の危険があるので、初めて電動アシスト自転車に乗る際には、アシストの有無を意識せず自転車に初めて乗る人になりきって、恐る恐るペダルを回すように心がければ良いかもしれません。
個人差はありますが、コツがつかめれば両足を使ってクランクを回せるまでに時間はかからないでしょう。
坂道を上る
せっかく電動自転車に乗る機会を得たからには、やはり坂道を走ってみたいものです。
早速、近くにある一級河川にかかる橋へ向かいました。
まず軽快車で大きな橋を渡るというのが、もう何年も経験していないことなので手強い難関にしか思えませんが、ここは電動自転車の力の見せ所。
期待7割不安3割で坂道を進んでみると軽さを感じるより、足への負担が少ないといった印象です。
強弱の設定は乗りだしから「強」のままで、ギアも平地と同じ3(トップ)のままであっさり上れました。
このように軽快車に慣れてない人でも立ち漕ぎせずに坂を上りきれるのかが電動アシスト自転車の最も興味深いところでしょう。
電動アシスト自転車は快適か
今回の電動自転車を使ったサイクリングは距離の測定をしていませんが、約4~5キロほどの距離を走ってきました。
スイッチ部分に100%表示されていたバッテリーの残量は80%でしたので往復10キロ程度の外出なら余裕なようです。
さて、電動アシスト自転車を使ってのお出かけの快適度はいかほどかですが、信号待ちや交差点で止まったあとのスタートが、その都度、踏ん張るようなアクションをしなくても自然に走り出せるのが、アシストのないノーマルな自転車と比べて心地よく感じます。
専ら定評のある坂道についてもアシストの効果は期待通り、自転車で出かけることに不便を感じることが少なくなりそうです。
不満があるとすれば、ペダルが軽いのでその分運動にはならないためダイエット目的に自転車に乗りたい方などには不向きのようです。
ただし、普段から近くの買い物へも車で行ってしまうような方は電動、非電動を問わず自転車を使ったほうが良いでしょう。
そのほうが気分的に開放感が得られ運動効果も全くゼロではないはずです。