マウンテンバイクに使用していたフレームでドロップハンドルを装着するには使うブレーキレバーによってはロードバイク用のキャリパーブレーキに変更する必要があります。
フレームのレストアをするにあたりロードバイク用のブレーキを取り扱うのは初めてです。もちろんロード用のフロントフォークの装着も今回が初になります。
フォーク長の微妙な違いでショートアームじゃ届かない
レストア作業が終盤にかかった頃、いよいよタイヤ付のホイールをフロントフォークに合わせてみることになるのですが、ここで初めてフォーク長が長めのフロントフォークはショートアームである105のブレーキには合わないことに気が付きました。
これがどんなに頑張って調整してもリムのブレーキシューが当たる部分に届きそうにありません。
たぶん、この中古フロントフォークはフラットバーロードあたりの32cなど太めのタイヤを装着できる自転車用に作られたものではないかと思われます。
ざっと検索してみるとフラットバーロードでもキャリパーブレーキを装着している車両はあるようで、この場合はロングタイプのブレーキを付けるようになるのでしょう。
なるほど勉強にはなりましたが、車種による微妙なサイズの違いなど細かい部分まで気づくはずもなく。コラム径さえフレームに合っていれば問題ないはずでしたが、ここは改善策を考えなくてはなりません。
BOMAオフセットブレーキシューケースは救世主
フロントフォークはヤフオクで手に入れた中古でした。シマノ105のブレーキは新品を用意していて出来れば105は今回ぜひ試してみたいパーツでしたので外せません。
買い替えるならフロントフォークになりますが、フォーク長が詳しくわかるものを手ごろな価格で入手するのは難しく、しばらくネットを彷徨っていると良いものがあるではありませんか。
BOMAから出ているオフセットブレーキシューケースと呼ばれるものです。
BOMAはフレームのメーカーだとばかり思っていて、しかもあまりメジャーなイメージはありません。ホームページを見てみるとハンドルやホイールなどのパーツも出しているようです。今回のブレーキシューケースもTH-SCという型番で似たようなものが載っていますが同じものかどうかは不明です。
私が購入したサイトでは5mmのオフセットが可能と書いてありましたが、公式サイトの表記は最大7mm移動させることが出来るとなっていますので、2mmの違いは新しく出た改良版かもしれません。
左側:BOMAのブレーキカセット(公式サイトではoffset brake cassetteとなっていました)右:105の舟(通称フネと呼ばれているようです)を並べてみました。
完成後のアップの写真がありませんが使用に問題はありませんでした。念願の105装着で右ブレーキはシマノのSTI(初心者向け用8速)が使用可能になり「なんちゃってロード」の実現に大きく貢献してくれたパーツになりました。